serendipity

2009年8月頃、縁あって一時オカリナユニットを組むことになった際に二人で演奏できる曲をと思い作った曲です。
これまでの自分の曲はどこか男性要素が主として占めているものばかりだったように思うのですが、 当時ユニットの相方が女性であったため、半分は女性が演奏するからと、なけなしの女性要素を排出して曲に込めたつもりです。
曲調は同一コード進行の繰り返しという至ってシンプルな八分の九拍子の曲です。 ト長調でソプラノG管二本による追っかけっこのような曲となっていて、一番低い音を出すために13穴のものでないと演奏できません。
タイトルは、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉で、 転じて、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力のことでもあります。

2009年 製作