天狗囃子

原曲は15、6歳の頃に作った楽曲です。 当時は半実験的にこういった祭囃子的な楽曲を作るのにハマった時期がありました。
楽曲は原曲にほぼ近しいのですが、若干旋律を変えたりしている部分もあります。キーも転調しました。
アレンジは基本和太鼓を中心としたシンプルなものでおどろおどろしさも加味されています。
原曲タイトルは、「星祭り」という非常に単純なものでしたが公開にあわせて変更しました。 宵闇に森の奥から聞こえてくる人外の儀式的祭囃子、というイメージの方が相応しいです。
静岡県の小笠山では夏に山中から囃子の音が聞こえる怪異「天狗囃子」があり、小笠神社の天狗の仕業だといういわれがあります。 これを元に、天狗の祭囃子、としました。
オカリナを龍笛のようなものに見立てて祭囃子的な曲を表現するのは、結構ちまたにありそうかもと思いきや案外ないんですよね。

2008年 製作