遙かな地へ...
この頃はもう歌の作成は金輪際やめようと考えていた頃でしたが、
イメージは歌であったから結局歌にしました。
この当時明るめの曲ばかり作っていたのですが、この曲も明るめになってしまったので、
歌詞のみこれに対抗して少し暗目に作詞されています。
2002年 製作
遙かな地へ...
烽火は空高く 悲しき花を咲かすよ
傷つけ合い 流す血の色は皆
変わらぬ朱に染まる
幾億もの星は 消えゆく街の彼方から
火柱さえ艶やかにすら見えて
嘆きの声は届かぬまま
終わらない旅に果てゆく生命は 限りなくとも
生まれ変わる日が近づいて キミはやがて
遙かな地へ
たなびく旗の下 農夫たちは種を蒔く
生きることは生かされることだと
実りの朝に応えて
朧気に揺れて 橋を架け眠るみなもとの王
山に木霊する たおやかな声は
キミを包み込むよ
古代の地図に導かれて辿る道標に問う
今 再生の答えを
終わらない旅に果てゆく生命は 限りなくとも
生まれ変わる日が近づいて キミはやがて
遙かな地へ...